BNP Paribas デビスカップ 2010 JTA 公式サイト - 「日本 対 フィリピン」 :デビスカップ記事

2009年3月5日

[シングルス第1試合]伊藤竜馬 VS トレト・コンラッド・ユーイ

第1日 第1試合 シングルス1 (Rubber 1)
  • 伊藤竜馬
  1. 3-6
  2. 6-3
  3. 6-4
  4. 3-6
  5. 6-4
  • トレト・コンラッド・ユーイ

伊藤竜馬選手

伊藤竜馬、添田豪とも立ち上がりは苦しんだが、逆転勝ち。連勝で日本が王手をかけた。最も苦しんだのは伊藤だった。昨年、アウェーのウズベキスタン戦でデ杯デビュー。しかし、ホームの日本で迎えるデビスカップはまた別物だった。しかも、今回はランキングで国内トップとなり、エースの重責を背負っている。立ち上がりは、明らかに動きが固かった。「日本のために戦うというのと、どうしても勝ちたいということで自分を追い込んでしまった。昨日は緊張でおなかが痛くなった」と白状した。

それでも、第2セット以降は自分のテニスを取り戻して2-1とリードする。ところが、第4セットはサーブが乱れ、2セットオールに。ファイナルセットも互いに譲らぬ展開。4-4からのサービスゲームではデュースに持ち込まれたが、エースで切り抜けた。これで生き返った伊藤は、次の相手サービスをブレーク。最後の最後に本来の力を発揮し、3時間18分のロングマッチを制した。

相手のユーイはなかなかのくせ者。サービスダッシュやアプローチショットなど、早い展開を見せる相手に戸惑った。「トリッキーなプレースタイルに困らせられた」と伊藤。しかし、「相手は第1セットに技を出し切ったので、こういう選手なのかと分析できて、戦略を立てることができた。こんなに緊張したのは初めて。この緊張の中で勝てたことは自信になる」と冷静だった。何度も窮地に追いつめられた試合を、のほほんとした表情で振り返る伊藤は、新世代というか、これまでの日本代表にはいなかったタイプかもしれない。


秋山 英宏

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