BNP Paribas デビスカップ2008 アジア/オセアニアゾーン グループ I 『インド 対 日本』 :デビスカップ記事
2008年4月11日
シングルス2:添田 豪 vs. プラカッシュ・アムリトラジ

- プラカッシュ・アムリトラジ
- 4-6
- 6-7(5)
- 6-4
- 6-4
- 8-6
- 添田 豪
第2セットまでの添田は迫力のある戦いぶりだった。初戦の錦織の敗戦を引きずることなく、積極的なプレーで主導権を握った。競り合いをものにして2セットを先取。波に乗った添田がこのまま試合を支配するものと思われた。ところが、第3セット、4−4で迎えた第9ゲームでサービスダウン。これを挽回できず、4−6でセットを失う。
ここでうまく切り替えられればよかったのだが、添田の積極性は戻ってこなかった。サービスダッシュやチップ&チャージで盛んにプレッシャーをかけるアムリトラジに対し、添田は受け身のプレーが多くなる。第5セットは相手サーブで0−30、15−40などと先行する場面が何度もあった。しかし、最後のところで突き放せない。鋭いパスや、カウンターショットは見せたが、ラリーの主導権を握っていないだけに、チャンスはあっても押し切れないのだ。
嫌でも昨年のルーマニア戦(ワールドグループ入れ替え戦)を思い出さないわけにはいかなかった。6−5で迎えたアムリトラジのサービスゲームではマッチポイントを2本逃した。こうなると、相手に流れが傾いていく。6−6からのサービスゲームを落とし、6−7。最後まで粘りを見せた添田だが、アムリトラジがマッチポイントを1本でものにして、4時間の熱戦をものにした。
「技術力のなさと芝への対応ができなかった」と添田は言葉をしぼり出した。2セットアップからの逆転負け。ルーマニア戦に続きまたしても悔しい敗戦を味わうことになった添田だが、これからいくらでも雪辱のチャンスはあるはずだ。
あとがなくなった日本。しかし、竹内監督は「まだ勝てると思うか?」という地元記者の質問に「チャンスはまだある。明日のダブルスは、4人の中で最年少の貴男が頑張ってくれるはず」とユーモアを交えて答えた。ブパシ/パエスは確かに強敵だが、岩渕/鈴木にも意地がある。窮地の日本を救ってくれるに違いない。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山英宏
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