BNP Paribas デビスカップ2008 アジアオセアニアゾーン『フィリピン 対 日本』 :デビスカップ記事
2008年2月8日
シングルス2:鈴木貴男 vs. セシル・マミート

- 鈴木 貴男
- 7-5
- 7-6(4)
- 2-6
- 6-2
- セシル・マミート
過去の対戦成績は1勝1敗。同い年のライバル、マミートはやはり手強かった。序盤からサービスキープが続く。鈴木は得意のサービスでリズムをつかみ、攻撃的なリターンで相手のサービスをブレークしにいく、いつものスタイル。

最初のチャンスは5−5からの第11ゲームに訪れた。積極的にネットを取る鈴木にプレッシャーをかけられたマミートが、パッシングショットを続けてミス。鈴木がラブゲームでブレークし、そのままこのセットを取った。
第2セットも同じような展開で、タイブレークに突入した。先にミニブレークを許したのは鈴木だったが、3−4から2本連続のミニブレークで逆転し、7−4でタイブレークを制した。鈴木の2セットアップで第3セットへ。ここまで高いレベルの集中を持続させてきた鈴木だが、さすがに、ここでトーンダウンする。2度のサービスダウン。2−6で初めてセットを失った。
第3セットの終盤は、エネルギーをセーブしながら次のセットに備える鈴木の姿が見られた。クレバーな鈴木らしい作戦だが、コートサイドの我々には一つの懸念があった。昨年のルーマニア戦、日本の2−1で迎えたパベルとのエース対決。第3セットで体力が落ちた鈴木は、第4、第5セットに勝負を懸けたが結局、その作戦は実を結ばなかったのだ。

だが、それは杞憂だった。第4セットに入ると鈴木のプレーの精度が上がる。弾むような躍動感こそないが、集中して、丹念にゲームを組み立てていく。マミートも懸命にボールを追ったが、鈴木のボレーの球足の速さには追いつけない。サービスブレークで3−1とした鈴木が主導権を握り、このセットは6−2でゲームセット。日本に2つ目の白星をもたらした。
まさに狙い通りの試合運び。第3セット終盤のプレーに関しては「エネルギーを補給して、メンタルの準備をしておきたかった」と鈴木。「前回(パベル戦)のようにならなかったのはよかった。あの試合より全然エネルギーがあった」。
「苦しんだが、結果的に2−0となったことには満足している」と竹内映二監督。明日のダブルスにもエントリーしている鈴木は「明日でしっかり決めたい」と力を込めた。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山英宏
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