BNP Paribas デビスカップ2008 アジアオセアニアゾーン『フィリピン 対 日本』 :デビスカップ記事
2008年2月7日
デ杯フィリピン戦、日本は添田豪と鈴木貴男を単に起用
【デ杯フィリピン戦・抽選会】この週末、フィリピン・マニラのリーサル・メモリアル・テニスセンターでデビスカップ・アジア/オセアニアゾーン・グループ1・1回戦、日本−フィリピン戦が行われる。金曜日からの対戦に先立ち、現地で抽選会が行われ、単複5試合の組み合わせが決まった。
【第1日】(2月8日金曜)
| 試合 | 日本チーム | フィリピンチーム | 開始時間(日本時間) | |
|---|---|---|---|---|
| Rubber1 | シングルス1 | 添田 豪 | エリク・タイノ | 午前11:00〜 |
| Rubber2 | シングルス2 | 鈴木 貴男 | セシル・マミート | to follow |
【第2日】(2月9日土曜)
| 試合 | 日本チーム | フィリピンチーム | 開始時間(日本時間) | |
|---|---|---|---|---|
| Rubber3 | ダブルス | 岩渕 聡 鈴木 貴男 | ジョニー・アルシヤ パトリックジョン・ティエロ | 午後2:00〜 |
【第3日】(2月10日日曜)
| 試合 | 日本チーム | フィリピンチーム | 開始時間(日本時間) | |
|---|---|---|---|---|
| Rubber4 | シングルス3 | 添田 豪 | セシル・マミート | 午前11:00〜 |
| Rubber5 | シングルス4 | 鈴木 貴男 | エリク・タイノ | to follow |
フィリピンとはこれが25度目の対戦。日本とフィリピン、そこにインドを加えた3チームは、長い間アジアの覇権を争ったライバル同士だ。13年前の対戦では、日本が2−1とリードしながら最終日に松岡修造、辻野隆三がシングルスで連敗し(松岡はけいれんによる棄権)、逆転負けを喫した苦い経験もある。しかし13年前の対戦でコーチを務めた竹内映二監督は、前日の歓迎パーティーでの挨拶で「リベンジ」を誓った。「選手として、コーチとして2連敗中。3度続けて負けるわけにはいかない」。
戦力的には日本の優位は動かない。日本は添田豪(201位)と鈴木貴男(236位)がシングルスに出場。ダブルスは鈴木と岩渕聡の鉄壁ペアで臨む。23歳の添田はデ杯のシングルスで過去7勝3敗。経験を重ね、今やエース格にのし上がった。チーム最年長32歳の岩渕聡は、デ杯のダブルスで10勝6敗と実績十分。そして、デ杯のシングルスで24勝、ダブルス11勝の大黒柱・鈴木がいる。控えには、去年の中国戦で日本のデ杯史上最年少白星(シングルス)を挙げた19歳杉田祐一。
フィリピンの中心選手は、ともにアメリカ育ちのセシル・マミート(31歳)とエリク・タイノ(32歳)。ダブルスは若手のティエロとアルシヤが起用されたが、展開によってはベテランの二人がダブルスも含めてフル回転するだろう。マミートはATP自己最高72位(99年)、タイノは同122位(03年)と実績があるが、現在はマミートが496位、タイノはシングルスランキングなしと、その実力にはかげりが見える。
「フィリピンは最初にマミートで1勝というのが必勝パターン。その意味では、初戦が添田−タイノというのは日本にとって、いいドローだ」と竹内映二監督。添田も「最初に僕がきっちり勝てば、鈴木選手もプレッシャーがなくなる」。鈴木も「1試合目で状況を見れるのは、いいこと」と監督に同調する。
アウエーでのフィリピン戦といえば、これまで日本チームは暑さや独特の雰囲気に苦しんできた。しかし、鈴木は「もちろん、ホームでやるのとは違うが、その中でもタフな相手に勝つことができれば、いい経験になる」と意欲を見せる。添田も「(相手の主力は)二人ともアメリカ育ちなので、正当派のテニス。いやらしさはないので、アウエーを意識しないでできるだろう」と気にしていない。ダブルスに出場する岩渕は「たぶん、(マミートとタイノの)二人がダブルスにも出てくるが、しっかり準備しているので大丈夫」と自信を見せる。杉田も「心身ともに充実している。僕のとりえは、体力と元気、若さ。もし出ることになっても大丈夫なように準備はできている」と頼もしい。
日本はこのフィリピン戦に勝つと、ワールドグループ・プレーオフ進出を懸けて地域ゾーン2回戦(4月、対戦相手はインド−ウズベキスタンの勝者)に進出する。国別ランキングでは日本が23位、フィリピンが41位。過去の対戦成績は日本の15勝9敗。
※ デビスカップの対戦は、初日にシングルス2試合、第2日にダブルス1試合、第3日に対戦相手を入れ替えてシングルス2試合を行い、先に3勝を挙げたチームの勝利となる。なお、出場選手はデ杯の規則に基づき変更される可能性がある。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山英宏
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