BNP Paribas デビスカップ2007 ワールドグループ・プレーオフ『日本 対 ルーマニア』 :デビスカップ記事

2007年9月22日

ダブルスで岩渕/鈴木が完勝。日本はワールドグループ昇格に王手!

第2日 ダブルス (Rubber3)
  • 岩渕 聡
  • 鈴木 貴男
  1. 6-4
  2. 6-4
  3. 6-4
  • フロリン・メルゲア
  • ホリア・テカウ
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メルゲアとテカウは、2月のデ杯(ワールドグループ1回戦)ではフランスの強豪クレマン/ロドラを5セットで下している。世界的な知名度はないが、なかなか強力なダブルスペアだった。鈴木は「彼らのボールは明らかにアジアのレベルとは違っていた」と言う。「ヨーロッパの歴史ある国」の代表としての力を「ひしひしと感じた」というのだ。

しかし、岩渕/鈴木も技術とスピードを兼ね備えた百戦錬磨のペア。デ杯ではこのペアで過去7勝を挙げ、05年にはAIGオープンも制している。強力なグラウンドストロークで押すルーマニアペアに対し、日本ペアはネットプレー中心のオーソドックスなスタイル。鈴木のサーブとネットプレー、岩渕のボレーと突き球で、試合序盤から相手に重圧をかけ続けた。

ルーマニアペアは、力はあっても、やはりクレーコートの選手。メルゲアは「サーフェスは問題なかった」と話したが、やはり、この速いサーフェスは日本に味方した。サービスからのステイバックや2バックの戦術を交え、突き球で攻めるのが彼らの本来のスタイルのはず。しかし、そのスタイルを貫けない。日本ペアの攻撃的なプレーでラリーの展開が速くなり、持ち味が出せなかったようだ。

「どのセットも先にブレークされ、自分たちでタフな状況を作ってしまった。日本にアドバンテージを与え、自分たちには重圧がかかった」とテカウ。メルゲアは「思ったよりスタートが悪く、日本に優位に立たれた」と話した。

竹内映二監督は「第1セットは素晴らしい立ち上がりだった。向こう(ルーマニア)はスローなサーフェスに適した戦術をベースにしているが、我々はサーブ&ボレーとリターンからチャージしていくゲームが終始できた」と満足そうに振り返った。

「昨日、貴男と豪が格上の選手に対し、いい試合をしてくれた。今回、自分に与えられた仕事はダブルスだけ。貴男は単複で頑張っているので、とにかくダブルスで1ポイント挙げたかった。それができてよかった」と岩渕。鈴木は「1−1からのダブルスで、お互いにタイトだった。ストレート勝ちだったが、中身の濃い試合だった。先にブレークできたことが大きかった」と話した。

これで2勝1敗となり、ワールドグループ昇格に王手。「今日の勝利は大きい。これで(最終日第1試合に登場する)パベルに重圧をかけられる。彼もプライドをかけてやってくると思うので、貴男は、残ったエネルギーを出し切れるかが勝負」と竹内監督。それを受けて鈴木は「18、19歳のころのように、すぐに(体力)回復というわけにはいかないが、これまでデ杯で戦ってきて、メンタルさえ切れなければ戦えることは分かっている。残っているエネルギーをパベル戦にすべて注入したい」と決意を述べた。

日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山 英宏

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