デビスカップ2007 アジアオセアニアゾーン 1回戦 『日本 対 タイ』 :デビスカップ記事
2007年4月7日
日本が3勝目!最終日を待たずにプレーオフ進出を決める
- 岩渕 聡 (ルネサンス)
- 鈴木 貴男 (高木工業)
- 6-3
- 6-4
- 2-6
- 6-4
- ソンチャット・ラティワタナ
- サンチャイ・ラティワタナ
【第2日】デビスカップ・アジア/オセアニアゾーン・グループ1・2回戦、タイ戦の2日目はダブルスが行われ、岩渕聡/鈴木貴男が双子のラティワタナ兄弟を4セットで破った。3勝目を挙げた日本の勝利が決定。日本は、9月に行われるワールドグループ入れ替え戦に進出する。
このペア同士の対戦成績は2勝2敗。しかも、去年12月のアジア大会個人戦、今年3月の島津全日本室内(チャレンジャー)と、岩渕/鈴木は連敗中だった。AIGオープン優勝の実績を持つ岩渕/鈴木にしても、コンビネーションプレーを駆使するラティワタナ兄弟は手強い相手だった。
第1セット序盤に、いきなりヤマがあった。1−0で迎えた第2ゲーム、日本ペアは思い切りのいいリターンでサンチャイのサービスをブレークする。続く第3ゲームでは、4度目のデュースの末に岩渕がサービスをキープ。「岩渕のサーブがつかまりかけたが、そこを乗り切れたところが大きかった」と、竹内監督も最初の分岐点として、この場面を挙げた。
3−0とした日本ペアが主導権を握る。第1セットは日本の6−3。第2セットは、4−4からの第9ゲームで日本ペアがサービスブレークに成功し、そのまま6−4で押し切った。第3セットはタイが奪い、迎えた第4セット。日本ペアは3−1と先行したが、第6ゲームの鈴木のサービスダウンが響き、3−4と逆転を許す。
続く第8ゲームが最大の分岐点だった。岩渕のサービスで15−40のピンチ。しかし岩渕は「いいサーブを入れれば、ダブルスだし、コートも速いので、15−40でも挽回できるという気持ちでやっていた」と積極的なプレーでサービスをキープする。竹内監督は「流れが相手に行きかけたところを食い止め、一気に引き寄せることができた」と、この場面を振り返る。
このセット、主導権は両ペアの間を何度も行き来したが、このサービスキープは相手を意気消沈させる効果があった。日本ペアは続く第9ゲームでソンチャットのサービスをブレークし、5−4と再逆転。最後は鈴木がビッグサービスを炸裂させ、2時間25分の戦いに終止符を打った。
「今日で決めることができてよかった。第4セット、ブレークバックされたのは反省点だが、4−4でブレークできて、最後は二人でエネルギーを注入してゲームを取ることができた。ホッとしています」と鈴木。岩渕は「この相手には連敗していたので、その相手に勝って(チームの)3勝目を挙げられたことはよかった」と振り返った。ベテランがきっちり役割を果たし、日本が3−0とし、最終日を待たずにプレーオフ進出を決めた。竹内監督は、最終日の最終試合のシングルスで、鈴木に代えて18歳の杉田祐一を起用することを明らかにした。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 秋山英宏
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